私たちの考え
私たちの考え01
理念
いまをゆっくり、
安心して生きる
人と人のつながりを大切にし、社会や地域の中で生き生きと生活する――。そんな人に育つように、今村学園 創設の理念を継承します。創設者・今村粲三郎は、開園式の挨拶で、こう語りました。「乳幼児期の保育・教育は小学校の予備ではありません。教えるのではなく育てるのです」。先の準備ではなく、いまを充分楽しんで生きる場をつくります。
私たちの考え02
運営方針
存在のすべてを
認められる場
0歳児から小学校就学までそれぞれの子どもがもつ生活リズムの多様性に配慮し、保育・教育を一体的に行う中で、次代を担う子どもたちを育てます。大切なのは、「ありのままのあなたを受け止められる」場を保証すること。わかろうとしてくれる人がそばにいて、自分の存在や思いのすべてが受け止められているという安心感を、どの子どもも実感できるように。
私たちの考え03
保育教育目標
いまむらが
大事にする“根っこ”
「生きること学ぶことの根っこを育てる」を目標とし、周りの大人が手を携え子どもを真ん中にして共に考え、子どもの心を育てる保育をします。“根っこ”とは、自分はかけがえのない存在だという自尊感情のこと。それは、周りの人たちと共に、どんなときでも決して排除されない環境でさまざまな体験をし、肯定的なフィードバックをもらい、情緒的・実際的なサポートを受けるという仲間同士の育ちあいの中で生まれます。
私たちの考え04
めざす子ども像
いのちを
大切にする子ども
人は、ひとりでは生きてゆくことができません。「私は私」であると同時に、「私は私たち」でもあります。自らの、かけがえのないいのちの大切さを実感できる経験をする中で、自分のためだけではなく、すべてのいのちの大切さを知り、いろいろな物をわけあって、ともに喜びあう心をもつ人間の萌芽を育てたいと願っています。育てることは、育つこと。花や野菜の生長にふれ、子どもの心も育ちます。
私たちの考え05
日々の保育・教育方針
まちと自然をつなぐ里山活動
駅前の本園から高槻の里山へ出かけ、「自然にふれていろいろなことを感じ取る心と身体」を育てます。里山の自然や園の畠で五感を使い、いのちあるものとたわむれ、群れて遊び、からだを思う存分動かす心地よさを味わいながら、しなやかでたくましい心と身体に。私たちは自然のほんの一部だと、豊かなフィールドで感じ、伝え、仲間たちと育ちあいます。
感じ、考え、
⾃分らしい選択のできる⼦どもに
“自然の不思議”に感動したり、人の世のきまりの必要性や社会のしくみに気づいたりしながら、考えること、工夫することに喜びを感じ、「本当のことを知ろうとする意欲」を育てます。
素直に表現し、
創造する喜び
さまざまな出会いに心を揺さぶられる経験を積み重ねていくことで、するどい感覚や、細やかな感受性で、感情豊かな、自分なりの表現ができるように支え、「素直に表現し、創造する喜び」を育てます。
共に生きる
⼤切な友だち
集団生活の中で、一人ひとりが自分らしくあること、そして周りの人との違いを認めあい、ときにはぶつかりあいながらも、友だちの存在や思いに気づき、人の気持ちを理解しようとしていく中で、「友だちを大切に思う心」が芽生えるように見守ります。